夏に流行する「ヘルパンギーナ」 ~手足口病との違いも知っておきましょう~|南流山駅すぐの小児科・アレルギー科なら|みずたまこどもクリニック

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夏に流行する「ヘルパンギーナ」 ~手足口病との違いも知っておきましょう~

夏に流行する「ヘルパンギーナ」 ~手足口病との違いも知っておきましょう~|南流山駅すぐの小児科・アレルギー科なら|みずたまこどもクリニック

こんにちは。 
手足口病と並んで、夏風邪の代表格である『ヘルパンギーナ』のおこさまも増えてきました。
今回は、手足口病との似ている点、違う点も含めて、解説したいと思います。

夏に流行する「ヘルパンギーナ」

~手足口病との違いも知っておきましょう~

こんにちは。みずたまこどもクリニック院長です。

夏になると、小さなお子さんを中心に流行する感染症のひとつがヘルパンギーナです。

「高い熱が出た」「喉が痛くて食べられない」という症状が特徴で、同じ時期に流行する手足口病と混同されることも少なくありません。

今回は、ヘルパンギーナの特徴や、ご家庭でのケア、手足口病との違いについてご紹介します。


ヘルパンギーナとは?

ヘルパンギーナは、主に**エンテロウイルス(コクサッキーウイルスA群など)**による感染症です。

毎年5~8月頃に流行し、1~5歳頃のお子さんに多くみられます。

感染経路は

  • 飛沫感染
  • 接触感染
  • 便を介した感染

です。

熱が下がった後も、便の中には数週間ウイルスが排出されるため、おむつ交換後の手洗いは特に大切です。


主な症状

特徴は次の3つです。

突然の高熱(38~40℃)

  • 1~3日程度続くことが多い

のどの奥に小さな水ぶくれや潰瘍

  • 軟口蓋や口蓋垂周囲にできる
  • 強い痛みを伴います

食欲低下・水分が飲めない

  • のどの痛みで食事を嫌がることがあります。

乳幼児では、不機嫌になったり、よだれが増えたりすることもあります。


手足口病との違い

ヘルパンギーナ 手足口病
発熱 高熱が多い 微熱~38℃程度が多い
口の中 のどの奥に水疱・潰瘍 舌・頬・口唇などにも水疱
手足の発疹 ほとんどない 手・足・おしりに発疹
食事 のどが痛く食べにくい 口内炎で痛むことがある
爪がはがれる なし 数週間後にみられることがある

どちらもエンテロウイルスによる感染症ですが、「高熱とのどの痛み」が目立つ場合はヘルパンギーナ、「手足の発疹」があれば手足口病を疑います。


治療は?

ヘルパンギーナに特効薬はありません。

治療は症状を和らげる対症療法が中心になります。

  • 十分な水分補給
  • 解熱鎮痛薬(必要時)
  • 安静

のどが痛い時は

  • 冷たいゼリー
  • プリン
  • ヨーグルト
  • アイスクリーム

など、刺激の少ない食べ物がおすすめです。

酸味や熱い食べ物、硬い食べ物は痛みを強くすることがあります。


こんな時は受診しましょう

次のような場合は早めの受診をおすすめします。

  • 水分がほとんど飲めない
  • 半日以上おしっこが出ない
  • ぐったりしている
  • 高熱が4日以上続く
  • 呼吸が苦しそう
  • けいれんがあった

乳幼児では脱水になりやすいため注意が必要です。


登園・登校の目安

ヘルパンギーナには法律で定められた出席停止期間はありません。

熱が下がり、食事や水分が十分にとれ、普段どおり元気に過ごせるようになれば登園・登校が可能です。

園によって基準が異なることがあるため、各施設のルールも確認しましょう。


ご家庭でできる予防

  • 石けんによる手洗い
  • おむつ交換後の手洗い
  • タオルの共用を避ける
  • おもちゃなどよく触れる物を清潔に保つ

エンテロウイルスはアルコールが効きにくいため、石けんと流水による手洗いが基本です。


院長からひとこと

ヘルパンギーナは多くの場合、自然に治る感染症ですが、のどの痛みによる脱水には注意が必要です。

「水分が飲めない」「ぐったりしている」といった症状がある場合は、早めに受診してください。

また、夏は**ヘルパンギーナ・手足口病・咽頭結膜熱(プール熱)**など、似た症状の感染症が流行します。診察では発疹の有無や口の中の所見などを確認し、適切に診断・ご説明いたします。


参考文献

  • 日本小児科学会 感染症関連情報
  • 国立健康危機管理研究機構 感染症情報
  • 国立感染症研究所 ヘルパンギーナ・手足口病解説

医療監修 

みずたまこどもクリニック 院長
田中瑞恵

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