長引く咳(3週間以上続く咳)
長引く咳(3週間以上続く咳)
「風邪は治ったはずなのに咳だけが続く…」
「夜だけ咳き込んで眠れない」
「何度も風邪をひくたびに咳が長引く」
このような咳は、単なる風邪の治りかけではなく、気管支喘息やアレルギーなどが隠れていることがあります。
咳が長引く原因はさまざまで、原因によって治療法も異なります。長く続く咳が気になる場合は、一度小児科で原因を確認することをおすすめします。
一般的に、3週間以上続く咳を「長引く咳(遷延性咳嗽)」と呼びます。
また、8週間以上続く場合は「慢性咳嗽」とされます。
風邪(かぜ)の咳は通常1~2週間で改善しますが、小さなお子さんでは3週間程度続くことも珍しくありません。そのため、「3週間」を過ぎても改善しない、あるいは悪化している場合は、原因を調べることが大切です。
長引く咳の背景には、感染症だけでなく、喘息やアレルギーなどさまざまな病気が隠れていることがあります。
咳の出方によって、原因の手がかりになることがあります。
長引く咳の原因は一つではありません。
もっとも多い原因です。
ウイルス感染のあと、一時的に気道が敏感になり、咳だけが数週間続くことがあります。
子どもの長引く咳で見逃せない原因です。
このような場合は喘息の可能性があります。
鼻水がのどへ流れる(後鼻漏)ことで咳が続くことがあります。
特に寝ている時や朝方に悪化しやすいのが特徴です。
学童期のお子さんでは比較的多くみられます。
熱が下がった後も咳だけ長く続くことがあります。
ワクチン接種後でもかかることがあります。
特に学童期・思春期では咳だけが長く続くこともあります。
胃酸が食道へ逆流し、咳の原因になることがあります。
乳児では生理的な逆流が多くみられますが、症状が強い場合は評価が必要です。
などが原因になることもあります。
気道が潤い、痰が出しやすくなります。
加湿しすぎは不要ですが、適度な湿度(40〜60%)を保つようにしましょう。
鼻づまりや鼻水が続く場合は、鼻吸引や鼻をかむことで咳が軽くなることがあります。
受動喫煙は咳や喘息を悪化させるため、家庭内では完全禁煙をおすすめします。
全身状態が良く、発熱や息苦しさがなければ登園・登校できることが多いです。
ただし、
場合は受診し、医師の指示に従いましょう。
喘息のお子さんでは、咳が続く時は運動を控えた方がよい場合があります。
当院では、お子さんの咳の原因を丁寧に診察し、必要に応じて検査・治療を行っています。
「咳が長引くだけだから」と思わず、お気軽にご相談ください。
はい。
喘息ではゼーゼーせず、咳だけが続くタイプもあります。
夜間や運動時、風邪のたびに咳が長引く場合は喘息の可能性があります。
咳は体を守る反応です。必ずしも、全て止める必要はありません。
原因によって必要な治療は異なり、咳止めだけでは改善しないことも多くあります。
ほとんどの風邪はウイルス感染のため、抗菌薬は効きません。
細菌感染や百日咳、マイコプラズマ感染症などが疑われる場合に使用します。
一部の市販薬は症状を和らげることがありますが、長引く咳では原因を確認することが大切です。
特に乳幼児では自己判断で長期間使用せず、ご相談ください。