ママ小児科医の旅行バッグには何が入っている?わが家の必携アイテム5つ|南流山駅すぐの小児科・アレルギー科なら|みずたまこどもクリニック

〒270-0163 千葉県流山市南流山1-8-8 南流山共栄ビル2階
04-7193-8692
WEB予約 LINE予約 Instagram
ヘッダー画像

ママ小児科医の旅行バッグには何が入っている?わが家の必携アイテム5つ

ママ小児科医の旅行バッグには何が入っている?わが家の必携アイテム5つ|南流山駅すぐの小児科・アレルギー科なら|みずたまこどもクリニック

子どもとの旅行は楽しみな一方で、

「旅先で熱が出たらどうしよう」

「急に湿疹が出たら?」

「車酔いしたら困るな……」

と心配になることもありますよね。

「小児科医なら、旅行にたくさんの薬を持っていくのでは?」と思われるかもしれませんが、わが家の旅行用セットは意外とシンプルです。

現地で購入できるものは現地で。

でも、移動中や夜間に必要になると困るものは、忘れずに持っていく。

今回は、ママ小児科医の私が、家族旅行にいつも持っていく5つをご紹介します。


飲み薬とマイナンバーカードは、小さなポーチにひとまとめ

わが家では、子どもと大人の飲み薬、家族全員分のマイナンバーカードを、カードサイズの小さなポーチにまとめています。

このポーチはスーツケースではなく、持ち歩き用のバッグへ。

車や電車で子どもが酔ったときや、旅先で急に医療機関を受診するときにも、すぐに取り出せます。

子どもの薬と大人の薬は、特にポーチを分けていません。その代わり、処方されたこどもの解熱剤など頓服薬には普段からペンで、

 *子どもの名前

 *処方されたときの体重

を書くようにしています。 名前は、処方されたときに、薬袋に印字されていることも多いと思います。

同じ薬でも、きょうだいによって飲む量が異なります。薬袋から必要な分だけ取り出しても、誰の薬か、何包飲ませるのかがすぐ分かるようにしておくと安心です。

旅行のためだけに準備するのではなく、普段から書いておけば、出発前はそのままポーチに入れるだけで済みます。

**我が家のポーチ実物**

雑誌の付録だったと思いますが、サイズ感がお気に入りで、10年くらい使っている旅行の相棒です。


① 子ども用の解熱・鎮痛剤

まず準備するのは、子ども用の解熱・鎮痛剤です。

旅行中に熱が出ても、元気があり、水分がとれていれば、必ずしも解熱・鎮痛剤を使う必要はありません。それでも、熱や痛みでつらそうなときや、水分や睡眠がとりにくいとき、手元にあると安心です。

わが家では、以前処方されたアセトアミノフェンが手元にあり、現在の体重に合う量で使用できる場合は、それを持参します。

ただし、「旅行に備えて持っておきたい」という理由だけで、症状のないお子さんに保険診療で解熱剤を処方することはできません。

手元に使用できる薬がないときは、薬局で購入できる小児用のアセトアミノフェンを準備しています。

購入するときは、子どもの年齢に対応した製品を選び、記載された用量や使用間隔を確認しましょう。ほかの風邪薬にもアセトアミノフェンが含まれていることがあるため、重ねて飲ませないよう注意が必要です。


② 保湿剤とステロイド外用薬

旅行中の子どもに意外と多いのが、皮膚のトラブルです。

虫刺され、汗、日焼け、乾燥などによって、急にかゆみや湿疹が出ることがあります。わが家でも、実際には解熱剤より外用薬の方が出番が多いかもしれません。

そこで、

  • 普段使っている保湿剤
  • 以前処方され、使い方が分かっているステロイド外用薬

を持参しています。
ステロイド外用薬も手元にない場合は市販品もあります。その場合は、薬剤師さんと相談し、week~mediumクラスのものを買うと、顔やデリケートゾーンにも使えて便利です。

例:ロコイド軟膏と似た成分の市販薬

かゆみを我慢できずにかき壊すと、湿疹がさらに悪化することがあります。早い段階で保湿し、必要に応じて適切な外用薬を使えると安心です。

ただし、すべての発疹にステロイド外用薬が使えるわけではありません。ジュクジュクしている、急速に広がる、強く痛む、発熱を伴う場合などは、自己判断で塗り続けず医療機関へ相談しましょう。


③ 子ども用の酔い止め

車やバス、船などでの移動が長いときは、子ども用の酔い止めも持っていきます。

旅行に備えた乗り物酔いの予防薬は、基本的に保険診療で処方するものではないため、わが家では市販薬を利用しています。

市販の酔い止めは、製品によって使用できる年齢や服用量が異なります。購入するときは、対象年齢、1回量、服用するタイミングを確認しましょう。眠気や口の渇きなどが出ることもあります。

乗り物酔いは、酔ってしまってからよりも、予防する方が楽に過ごせます。乗車の30分ほど前に服用する製品が多いため、出発前に説明書を読んでおくのがおすすめです。

そして、酔い止めはスーツケースではなく、手元のポーチへ。

「子どもが酔ってきたのに、薬は車のトランクの中……」とならないよう、すぐに取り出せる場所に入れておきます。


④ 大人用の解熱鎮痛剤と胃薬

子どもの準備に気を取られて忘れやすいのが、大人の薬です。

旅行中に保護者が発熱したり、頭痛や胃の不調で動けなくなったりすると、子どものお世話や移動が一気に難しくなります。

そのため、私自身が普段から使っている解熱鎮痛剤と胃薬も、同じポーチに入れています。

子どもの薬はきちんと準備したのに、大人の薬は何もない——となりがちですが、「親が倒れると旅行は回らない」ので、大人の備えも大切です。

もちろん、大人用の薬を子どもに飲ませることはできません。子どもの薬には名前と1回量を書き、取り違えないようにしています。


⑤ 家族全員分のマイナンバーカード

最後は薬ではありませんが、家族全員分のマイナンバーカードです。

健康保険証として利用登録したマイナンバーカードは、旅行先で急に医療機関を受診することになった場合にも、マイナ保険証として使用できます。

薬と一緒にカードサイズのポーチへまとめておけば、家族分を探す必要がなく、受診するときもポーチごと持ち出せます。

マイナ保険証を利用していない場合は、資格確認書を持参しましょう。子どもの医療費助成受給券は、旅行先ではその場で使用できないことがあります。その場合は一度医療費を支払い、後日お住まいの自治体で払い戻しの手続きが必要です。

旅先で受診したときの領収書と診療明細書は、捨てずに保管しておきましょう。


わが家の旅行用セットは、意外とシンプルです

ママ小児科医の私が、家族旅行にいつも持っていくものは、

  1. 子ども用の解熱剤
  2. 保湿剤とステロイド外用薬
  3. 子ども用の酔い止め
  4. 大人用の解熱鎮痛剤と胃薬
  5. 家族全員分のマイナンバーカード

の5つです。

小児科医だからといって、あらゆる病気に備えて大量の薬を持っていくわけではありません。
必要な場合は、旅先でも病院受診をしています。

大切なのは、

  • 普段から使い方が分かっているもの
  • 移動中や夜間などすぐに受診できないときに必要になると困るもの
  • 旅先ですぐに手に入らないもの
  • 必要なときにすぐ取り出せること

だと思っています。

小さなポーチ一つでも、いざというときの安心感は大きく変わります。しっかり準備したら、あとは家族旅行を思いきり楽しみましょう。

いつも飲んでいるお薬があるおこさまは・・・

普段飲んでいるお薬がある場合、旅先にも必ず持参してください。
旅先でトラブルがあった場合でも安心なように1~2日分多めにもっていくことをおすすめします。
喘息のおこさんは、発作の時に使用するお薬も忘れずに!
食物アレルギーのおこさんは、緊急時のお薬やエピペン・ネフィーも忘れずに! 
アレルギーの原因のものが入っているか不明確な場合は、食べないようにしましょう。

おまけ

院長は、電車好きのこどもの影響で、リュック+ショルダーバックでいくつもの電車を楽しむ電車旅をすることも多いです。子連れで電車移動のある2泊くらいまでの旅行をされる場合、大容量リュックでの旅はおすすめです。エレベータがすぐに見つからなくても、階段での移動が楽、両手が空くので、こども対応もしやすいです。 5~6歳頃には、こどもの服くらいなら、こどもが持つこともできるので、自分で持ってもらうようにしています。 
みなさま良い夏をお過ごしください。

参考資料

医療監修 

みずたまこどもクリニック 院長
田中瑞恵(小児科専門医)

TOP